8月7日・山コチンチコレポート

yamakochinchiko16_018月7日は大館市比内町扇田にて、「山コチンチコ」がおこなわれました。
「山コチンチコ」とは「山車が連なる」という意味。
山車は各町内の子供会が作っています。リヤカーなどの上に、子どもたちがテーマを決めて描いた絵灯篭が乗ります。

達子森に夜の帳がおりるころ…「山コ」に灯りが燈され始めました。


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発着場所である扇田小学校の校庭には、山コが弧を描くように並んでいます。
開会式のあと、法被を着た子どもたちは威勢のいいかけ声を上げ、町内を練り歩きました。

山コチンチコヨーイヨイ
蛇ッコ絡まったヨーイヨイ
おらほの山こ見てたんへ


この行事のはじまりは江戸時代末期に遡ると云われます。戦争で一時途絶えたものの、昭和48年に地域の行事として復活しました。現在は扇田小学校やPTA、町内会の有志によって支えられ、毎年8月の第一日曜日におこなわれています。
ちなみに…蛇は水の神と考えられており、山コチンチコは七夕と雨ごいの意味で行われているともいわれます。

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絵灯篭に描かれているのは子どもたちの夢や目標、地域で伝承される話など。
子どもたちの想いを乗せた山コが、街を明るく照らしているのが印象的でした。

スタッフ S

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