report | 第398回 老犬神社例大祭

4月17日は、大館市葛原にある老犬神社の例大祭でした。
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神事は粛々とおこなわれ、参拝した人々はこの地の平安と五穀豊穣を祈願しました。

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老犬神社は忠義な犬を祀るという、全国的にも珍しい神社です。

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忠義な犬とは「シロ」のこと。
シロは旧南部領のマタギ「定六」と共に狩猟をおこなっていました。
しかしある日、三戸城下で主人が誤って城の方へ発砲するという事件が起こります。定六はこの日天下御免の狩猟免状を忘れたため、一切の弁明虚しく我が身を証明できず投獄されました。主人の願いを受け、シロは定六の家へ戻り、彼の妻に免状を持たせてもらいました。
シロは忠誠を誓った主のため、首に免状を結びつけ山河を駆け抜けました。
しかしシロが到着したとき、定六は既に処刑されていました。

亡き主人を想うシロの咆哮は、三戸城下に響き渡りました。その後、この地方で天変地異が起こるようになり、定六を亡きものにした武士たちは次々と亡くなったと伝えられます。

主人の死後、その妻とシロは所払いにより葛原に移り住みました。ある日シロが姿を消し、白骨化した遺体が発見されました。そののち、怪奇な現象が相次ぎ、人々は定六を殺した武士へのシロの怨念ではないかと思い、シロの供養のため山腹に神社を建てたことが、老犬神社の起こりとされています。
神事は粛々とおこなわれ、参拝した人々はこの地の平安と五穀豊穣を祈願しました。


社殿内には定六のためにシロが運んだと云われる免状の複製があります。
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この日の直会では特別に、狩猟免状の元本も拝見させていただきました。

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老犬神社は悲哀に満ちたシロと定六の話を今に伝えるとともに、
葛原地域の人びとの信仰の拠り所となっています。
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スタッフ S

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